建築は、窓、ドア、天井など、たくさんの「パーツ」からできていますよね。
そのため、一つ一つのパーツの設計方法を勉強すすれば、建築全体の設計力も上がるのです。
今日は、「建築入り口の設計方法」について。
「人は第一印象が大事」と言われるように、入り口次第で建築全体の印象が変わります。
では早速。
庭や広場を通ってから敷地に入ります。
都市と建築の中間領域ができ、より入りやすい建築になります。
密度が高い都市部の建築におすすめ。
洞窟のような「中にに入りたい!」という衝動を与えてくれます。
また、入り口を地上階の喧騒から離すことができるので、よりプライベートな出入口になります。
博物館でもよく使われます。
(1階は実はスタッフ用入り口だったりします)
博物館でもよく使われます。
(1階は実はスタッフ用入り口だったりします)
3.一階降りて入る
今度は逆に、一階降りてから建築に入れタイプ。人を「招き入れる」効果があります。
例えば、「京都市京セラ美術館」。
スロープで地下に下りてから美術館に入るのですが、その途中でガラス窓から美術館内を見れます。
入る前に、上から建築全体を眺められるので、こちらも人を招き入れる効果があります。
4. 橋を渡って入る
橋を渡って建築に入るタイプ。
建築に割れ目があり、その間から建築に入るタイプ。
建築の裏側を眺められるので、鑑賞しながら入館できます。
建築の裏側を眺められるので、鑑賞しながら入館できます。
例えば、「那珂川町 馬頭広重美術館」。
建築裏にある山と神社を眺めてから、美術館に入ります。
7.あらゆる方向から入る
あらゆる方向から入れる、正門を持たない建築もあります。例えば、「金沢21世紀美術館」。
複数の方向の入り口から入れる建築です。
公共建築に適しています。
8. 壁で誘導してみる
安藤忠雄さんがよく使う手法です。
いかがでしたか?本シリーズは、こんな記事を書いています: