物騒ですが、建築の構成を明快に示してくれるので、構法や構造に特徴がある建築にもよく使われます。
今日は、分解ダイアグラムの描き方と参考事例を紹介します。
建築学科の学生なら、課題で平立断以外にこういう特別なドローイングを一つ入れるとポイントが高いですし、建築家ならコンペで重宝します。
また、全ての表現方法に言えることですが、描くときは、常に「どいうしたら分かりやすいか」を考えないといけません。
分解ダイアグラムのポイントと参考例
分かりやすい分解ダイアグラムを描くには、「層の分け方」が重要です。
よい分解ダイアグラムを見ると一目でどういう建築か分かり、悪い分解ダイアグラムは、見た目が派手だけど、人を混乱させますw
分かりやすい分解ダイアグラムの事例を2つ紹介します。
まずは、BIG設計の「National Gallery of Greenland」。地形、スラブ、中庭、スキンの4層に分けています。
もし、1階と2階で分解していたら分かりづらいですよね。
例をもう一つ。スティーブ・ホール設計の「The Nelson-Atkins Museum of Art」の一部です↓
構造、地形、スキンの三部分に分けていますね。この建築は、このTの字の柱と梁が一体になった構造体がポイントなので、こう階層分けしているわけです。
よい分解ダイアグラムを見ると一目でどういう建築か分かり、悪い分解ダイアグラムは、見た目が派手だけど、人を混乱させますw
分かりやすい分解ダイアグラムの事例を2つ紹介します。
まずは、BIG設計の「National Gallery of Greenland」。地形、スラブ、中庭、スキンの4層に分けています。
もし、1階と2階で分解していたら分かりづらいですよね。
例をもう一つ。スティーブ・ホール設計の「The Nelson-Atkins Museum of Art」の一部です↓
構造、地形、スキンの三部分に分けていますね。この建築は、このTの字の柱と梁が一体になった構造体がポイントなので、こう階層分けしているわけです。
なので、分解ダイアグラムを描くときは、自分の建築の特徴を考えて、表現したい内容別に階層を分けるようにしてください。
分解ダイアグラムの描き方
分解ダイアグラムの描き方を紹介するYoutube動画を集めました。これらの建築で分解アクソメを描く必要があるかは疑問ですが、ソフトの使い方は参考になります。
Revitの「Displace Element」ツールで模型を分解した後、PDF形式で保存して、Photoshopで加工します。しかも青焼き風に。
建築設計の世界では、パソコンで手描き風のプレゼンができると、けっこう評価されたりします(笑)
なんだか矛盾していますが、こういう単色のプレゼンは設計そのものに目が行きやすいので、個人的には好きなスタイルです。
最も簡単に分解ダイアグラムが描けるのが、スケッチアップ。この動画では、スケッチアップからイラレに読み込む方法と、カラースキームの選び方も見どころです。
1.Revitで描く方法
Revitの「Displace Element」ツールで模型を分解した後、PDF形式で保存して、Photoshopで加工します。しかも青焼き風に。
建築設計の世界では、パソコンで手描き風のプレゼンができると、けっこう評価されたりします(笑)
なんだか矛盾していますが、こういう単色のプレゼンは設計そのものに目が行きやすいので、個人的には好きなスタイルです。
2.スケッチアップとイラレで描く方法
最も簡単に分解ダイアグラムが描けるのが、スケッチアップ。この動画では、スケッチアップからイラレに読み込む方法と、カラースキームの選び方も見どころです。
いかがでしたか?分解ダイアグラムで一番時間と技術を要するのが、「デジタル模型を作ること」です。逆に言えば、模型があればあとはとても簡単。
また、全ての表現方法に言えることですが、描くときは、常に「どいうしたら分かりやすいか」を考えないといけません。
かっこよさだけに走らないでくださいね。