建築の就職や留学でポートフォリオが必要な方!建築ポートフォリオって何?含めるべき内容は?など、疑問は多いと思います。 確かに、今までのプレゼンと違う点も多い分、戸惑いますよね。 そこで今日は、建築学生向け に建築ポートフォリオを作るこつを紹介! ポートフォリオは大学の集大成なので...

建築ポートフォリオのコツ:事例、ソフトについて

 
建築の就職や留学でポートフォリオが必要な方!建築ポートフォリオって何?含めるべき内容は?など、疑問は多いと思います。

確かに、今までのプレゼンと違う点も多い分、戸惑いますよね。

そこで今日は、建築学生向けに建築ポートフォリオを作るこつを紹介!

ポートフォリオは大学の集大成なので、張り切って作りましょう。

ポートフォリオの実例を見よう

「ポートフォリオが何か」いまいちピンとこない方は、まず実例をいくつか見てみましょう。

そこで役立つのが、issuu.com

世界中からアップロードされたかっこいいポートフォリオが見れるうえ、PDF形式でダウンロードもできます。

私お気に入りのレイアウトを2つ載せておきます:

清潔感があるレイアウト↓このポートフォリオの全体を見る






ダイナミックなレイアウト。このポートフォリオの全体を見る





ポートフォリオの定番レイアウトを覚えよう

「読みやすくて、グラフィック的にも優れたポートフォリオ」を作るには、いくつか定番レイアウトを覚えるのが手取り早いのです(断言)

こちらの記事に、ポートフォリオのレイアウトをまとめました。


ソフトはインデザがおすすめ

ポートフォリオに使うソフトは、Indesignにしましょう。

インデザは、書籍を作るためのソフトなので、ポートフォリオのような何ページもある冊子を作るのに超便利です。

ドローイングはどんなファイル形式でも挿入できますし、ページを追加したい時も、ページ番号を自動で更新してくれます。

ポートフォリオ全体の文字サイズ、フォントを一気に変更することもできます。

これがもし、イラレで1ページづつ作っていたら、気が遠くなる作業ですよね。



1ページにつめ込み過ぎない

学生が最も犯すミスが、「1ページに内容を詰め込みすぎている」こと。

ポートフォリオは小さいので、1ページにメイン画像1枚+テキストで十分です。


長方形の冊子がおすすめ

閉じた時に、長方形の冊子の方が正方形よりレイアウトしやすいです。

ちなみに、私のポートフォリオは21cm×27cmでした。

このサイズのメリットは2つ:
1)A4よりひと周り小さいので、自宅のプリンターで印刷できる。2)各辺の長さが3の倍数なので、1/3の法則に沿って配置しやすい

です。


ページ数は30~40ページが最適

ポートフォリオは、最初から最後まで高品質を保つのが大事です。

建築は、「お金をいただいてかっこいいものを作る仕事」なので、雑なドローイングを平気で人前に出せる人には、企業側は非常に不安を覚えます。

逆に、ページが少なすぎても印象に残りませんし、「与えられた仕事をちゃんと終わらせられるか」という不安もあります。

その結果、30~40ページが妥当でしょう。


手描きスケッチを含める

就職すると、同僚とミーティングする時に、手描きスケッチは学校の時よりも重要になってきます。

なので、ポートフォリオには手書きスケッチを含めるようにしてください。

きちんと「自分の頭で考えて設計しているか」、「自分の意見と同僚と共有できるか」の目安になります。


模型写真は撮り直す

課題の時は、時間がなくて模型写真が雑になっていると思いますので、できればポートフォリオを作る時に、模型写真は撮り直しましょう。

また、模型の良さを伝えるためには、2000万画素以上のカメラや撮影用のライトを準備しましょう。

これらを自分で買うと十数万円しますが、幸い今は、レンタルもできます。


解像度は高く(250~300DPI)

ポートフォリオは近距離で見られるので、250~300DPIの高い解像度で作りましょう。


大学や会社によってポートフォリオを変えるべきか

会社によってポートフォリオを作り直す必要はありませんが、

オフィス設計が多い会社なら、オフィス関連の課題をトップに持ってくるなど、「並べ変え」はしてもいいと思います。


履歴書または連絡先を忘れず

ひっくりするほど多くの人が、作品に集中しすぎて、連絡先をポートフォリオに添付するのを忘れています。

これは、テストに名前を書き忘れるのと同じくらいのミスです。

最低限、メール、電話番号、名前は表紙などの見えるところに記載しましょう。

できれば、履歴書も加えます。その時、履歴書は市販のではなく、自分でデザインするのがマナーです。履歴書の書き方はこちらで詳しく紹介しています。

 
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